HotSwap!

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最終更新日 2019/01/07
最新バージョン 6.3.0.0 (2019/01/07 更新!)

はじめに

 このソフトウェアはSilicon Image社のKnowledge Base Article #10744 - SATA: Hot Plugging Drives under Win2000/XP (Internet Archive)の情報を元に開発されました、

 このソフトウェアはデバイスマネージャからデバイスを削除するのと同じ事を行いますが、通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンで取り外し可能なデバイスを取り外すのと同等に使いやすいユーザーインターフェースを提供します。また、このソフトウェアはデータをディスクに書き出してからデバイスをホットスワップできるようにする事で、SATA/eSATAドライブをUSB/IEEE1394ドライブと全く同等のリムーバブルドライブとして使用できるようになります。

特徴

動作環境

動作確認済み機器

 当方では以下のような組み合わせで動作を確認しています。

使用法

 ダウンロードしたファイルを解凍し、HotSwap!.EXE を実行すると、通知領域にアイコンが表示されます。 その後はログインの時に自動的に起動します。

 

 アイコンを左クリックするとドライブ一覧メニューが表示されます。

 

 ドライブを取り出す場合は、メニューからドライブを選択してください。バルーンにデバイスを安全にホットスワップできると表示されましたらドライブの電源を切り、取り外しを行ってください。なお、表示はされるが選択できないドライブはホットスワップ不可指定されているか、もしくは、Windowsが使用中なために削除を行えません。

 

 また、Ctrlキーを押しながらアイコンを左クリックするとホットスワップ不可デバイスの選択メニューが表示されます。ここで選択されたドライブはドライブ一覧メニューに表示されなくなります。

 

 アイコンを右クリックすると設定メニューが表示されます。

設定メニュー

ハードウェア変更のスキャン

 デバイスマネージャでの「ハードウェア変更のスキャン」と同じ動作を行います。この操作は新しいドライブが自動認識されない場合に使用されます。


[デバイスの種類]

固定ディスクドライブ
リムーバブルディスクドライブ
BD/DVD/CD-ROM ドライブ
安全に取り外しが可能なハードウェア
ホットスワップが不可能なハードウェア

 標準では固定ディスクドライブのみドライブ一覧メニューに表示されます。設定する事により、他の種類のデバイスも表示されるようにします。また、「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンで取り外すことが可能なドライブも表示可能です。さらに、ホットスワップできないドライブも表示可能ですが、取り外しの選択は出来ません。


[言語 (Language)]

中国語 - 簡体字
中国語 - 繁体字
チェコ語
オランダ語
英語
フランス語
ドイツ語
ギリシャ語
ヘブライ語 (2019/01/07 更新!)
ハンガリー語
イタリア語
日本語
韓国語
ポーランド語 (2019/01/07 更新!)
ポルトガル語
ロシア語
スペイン語
スウェーデン語

 使用する言語を選択します。


自動起動

 ログオン時に自動起動を設定します。


PDO表示

 通常のデバイス名の代わりにデバイスに固有に割り当てられている物理デバイスオブジェクト(PDO)名を表示します。


回転停止

 ドライブの削除時にドライブの回転を停止させます。


オフライン

 ドライブを削除する前にドライブをオフラインにします。


アンインストール

 レジストリを削除し、自動起動を解除した後、終了します。終了後に実行ファイルを削除してください。


使用法

 使用法とドライブレターが割り当てられていて、コマンドラインから取り外しを行えるドライブの一覧を表示します。また、コマンドラインに不正なスイッチを指定したときも同じ表示を行います。


ホームページ

 このホームページを表示します。


バージョン情報

 バージョン情報を表示します。


終了

 終了します。

コマンドラインモード例

デバイスを取り外してホットスワップ

HotSwap! C:
HotSwap! C:\MountPoint
HotSwap! \Device\00000080
HotSwap! \Device\Ide\IdeDeviceP1T0L0-1
HotSwap! DISK=7
HotSwap! \\?\Volume{d2361e8a-2978-10dc-9c18-816e6f6a6963}\


メッセージの表示を抑制

HotSwap! C: -Q


ハードウェア変更のスキャン

HotSwap! -S


PDOにワイルドカード

HotSwap! \Device\Ide\IdeDeviceP1T0L0-?
HotSwap! \Device\Ide\IdeDeviceP1*
HotSwap! \*\Ide\*P1T0L0*
HotSwap! *P1T0L0??

ERRORLEVEL

ERRORLEVEL 0

要求された操作は正常に完了しました。


ERRORLEVEL 1

要求された操作は失敗しました。


ERRORLEVEL 2

コマンドラインスイッチが不正です。


ERRORLEVEL 3

デバイスは見つかりませんでした。


ERRORLEVEL 4

要求された操作はサポートされていません。


ERRORLEVEL 5

要求された操作は想定外の失敗をしました。

よくある質問

USB/IEEE1394接続と比べてSATA/eSATA接続の利点は?

 USBやIEEE1394に変換する事に比べると性能ははるかに良好です。一般的に、USB接続の場合で35MB/秒程度、IEEE1394(S400)接続でも40MB/秒程度で転送速度が頭打ちになりますが、SATA/eSATA接続ならば150MB/秒や300MB/秒まで対応しています。また、Windowsの電源設定の「ハードディスクの電源を切る」の設定も機能します。


デバイスの削除を行なわなくてもホットスワップできますが、なにか問題でもありますか?

 Windowsはドライブが取り外される事を想定していないので、ドライブを強引に取り外すとボリュームやファイルが破壊される可能性があり危険です。そのような問題がある場合、次のようなシステムイベントを見ることが多いようです。


「プログラムがデバイス 'X' にまだアクセスしているため、デバイスを停止できません」と警告が出ましたが?

 この警告はHotSwap!がボリュームに対して排他的にアクセスが出来なかった場合、つまり何かがボリュームにアクセス中だったためにデバイスを取り外せない時に出ます。該当ボリューム上のフォルダやファイルを全て閉じてからもう一度試してみてください。

 なお、Version 6.0.0.0からはボリュームをオフラインにしてから取り外しを行いますので、取り外しがより成功するようになりました。


稀に「'X' デバイスがシステムの再起動を要求したため、デバイスを今削除できません」とエラーが出ますが?

 HotSwap!はデバイスの取り外し要求を出す前にボリュームが使用中でないか確認しますが、もしデバイスに対する参照が行われている時はWindowsが削除要求に対して拒否を行います。ファイルシステムのフィルタードライバが取り外し要求にきちんと対応していない時などにこの問題が発生しますが、ファイルシステムそのものに問題があることもあります。もしこの問題が続くようでしたら再起動を行う必要があります。またウィルス監視ソフト等がインストールされている場合は、一旦それを削除してから問題が改善されるか試してみる事も出来るでしょう。

 なお、Version 6.0.0.0からはボリュームをオフラインにしてから取り外しを行いますので、取り外しがより成功するようになりました。


ドライブを接続したときにWindowsが数秒反応しなくなりますが?

 ドライブの電源が投入されてからディスクがスピンアップし、ドライブが認識されるまでの間(3.5インチの固定ディスクドライブで7秒~10秒、2.5インチの固定ディスクドライブで3秒ほど)、Windowsが全く反応しなくなります。詳細は未確認ですが、恐らくドライバがドライブを認識するまでの間、処理を占有してしまうためだと思われます。


ドライブの電源を投入した後、Windowsが完全に反応しなくなりますが?

 Windowsをインストールしている固定ディスクドライブが他のドライブと電源ケーブルを共有しているときにこの問題が起きる事を確認しています。その場合、固定ディスクドライブが不安定になりWindowsの動作が停止するようです。この場合は、ドライブを別の電源ケーブルに接続することで回避できます。


ドライブを削除してもドライブの回転が停止しませんが?

 HotSwap!はATAパススルーを使ってデバイスにATAスタンバイコマンドを送信します。このATAパススルーが動作するためには次のような条件があります。


Windows 2000に対応していませんか?

 Version 3.0.0.0からWindows 2000は未対応になりました。引き続きVersion 2.0.0.0をご使用ください。


Windows XPとServer 2003に対応していませんか?

 Version 6.0.0.0からWindows XPとServer 2003は未対応になりました。引き続きVersion 5.0.0.0をご使用ください。


Windows Defenderが自動起動を妨害し、UACが実行許可を求めますが?

 Version 6.0.0.0から自動起動にタスクスケジューラーを使うように変更されました。Version 6.0.0.0以上をご使用ください。


エクスプローラーでボリュームが見えているにも関わらず、そのドライブはHotSwap!に表示されないのですが?

 この問題はデバイスがディスククラスデバイスでもCD/DVDクラスデバイスなく、不明なデバイスと認識されたときに発生する事が確認されています。一度、不明なデバイスと認識されると再起動後もそのままです。この場合、デバイスマネージャから”ディスク ドライブ”をアンインストールし、「ハードウェア変更のスキャン」を実行する事で修正可能です。


eSATAドライブだけじゃなく、内蔵のドライブもドライブ一覧メニューに表示されるのはどうしてですか?

 HotSwap!はWindowsから得られる情報では内蔵なのか外付けなのか知る術がありません。もし、ドライブをドライブ一覧メニューに表示されないようにしたい場合は、そのドライブをホットスワップ不可デバイスとして登録する事で可能です。


Windows 8で取り外したディスクを取り付けるとWindowsが「スキャンして修復しますか?」と聞いてくるのはどうしてですか?

 Windows 8はボリュームのダーティビットをクリアしないでオフラインにするようです。設定メニューからオフラインを無効にしてください。


特定の環境下 (Windows PE上でWinXShellを使用) で、デバイスの取り外しを行ってもバルーン「安全にホットスワップ」が表示されないのですが? (2019/01/07 更新!)

 次のレジストリを設定することで、バルーンの代わりにダイアログで「安全にホットスワップ」の表示を行い、問題を回避することが可能です。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HotSwap!]
"NoBalloon"=dword:00000001

ダウンロード

HotSwap! Version 6.3.0.0

HotSwap! Version 6.2.0.0

HotSwap! Version 6.1.0.0

HotSwap! Version 6.0.0.0

HotSwap! Version 5.0.0.0

HotSwap! Version 4.5.0.0

HotSwap! Version 4.1.1.0

HotSwap! Version 4.1.0.1

HotSwap! Version 4.1.0.0

HotSwap! Version 4.0.0.0

HotSwap! Version 3.0.0.1

HotSwap! Version 3.0.0.0

HotSwap! Version 2.0.0.0

HotSwap! Version 1.1.0.2

HotSwap! Version 1.1.0.1

HotSwap! Version 1.0.0.0

履歴

Version 6.3.0.0 (2019/01/07)

Version 6.2.0.0 (2017/02/13)

Version 6.1.0.0 (2012/06/22)

Version 6.0.0.0 (2012/03/09)

Version 5.0.0.0 (2009/11/11)

Version 4.5.0.0 (2009/01/10)

Version 4.1.1.0 (2008/02/09)

Version 4.1.0.1 (2008/01/04)

Version 4.1.0.0 (2007/12/08)

Version 4.0.0.0 (2007/09/17)

Version 3.0.0.1 (2007/06/17)

Version 3.0.0.0 (2006/10/23)

Version 2.0.0.0 (2006/03/25)

Version 1.1.0.2 (2005/04/08)

Version 1.1.0.1 (2005/01/06)

Version 1.0.0.0 (2004/12/31)

Version 0.9.3.0 Beta3 (2004/12/20) - 0.9.3.2 Beta3.2 (2004/12/23)

Version 0.9.2.0 Beta2 (2004/11/20) - 0.9.2.1 Beta2.1 (2004/11/28)

Version 0.9.1.0 Beta1 (2004/11/04) - 0.9.1.3 Beta1.3 (2004/11/21)

Version 0.4.0.0 Alpha4 (2004/10/29)

Version 0.3.0.0 Alpha3 (2004/10/15)

Version 0.2.0.0 Alpha2 (2004/10/11)

Version 0.1.0.0 Alpha1 (2004/10/09)

Dismount (2004/10/01)

Test (2004/09/30)

ソフトウェアライセンスと免責事項

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